親御さんの「大丈夫」という気持ちの大切さ 前編
どうもよーえつです(^^)
以前一度、「質問に答えるコーナー」というタイトルで記事を書かせて頂いたのですが、今回も、私がこれまで多く頂いたご質問に対する回答をさせて頂きます。
私はこれまで、本当に多くの不登校やひきこもり、非行など子供の問題の事でお悩みになる親御さんのお話を多く聞かせて頂いてきました。(関わらせて頂いた方で400人以上、お話しを聞かせて頂いただけなら、四桁を上回る方々のお話しを聞かせて頂いて来ました)
そして、その中で私が一番多く聞かれたり質問された事というのは、「どうすれば良いんですか?」(子供は治るんですか?)という内容のものだったように思います。
勿論、そのような答えを求めておられるお気持ちも良くわかりますし、一刻も早く、そのような状態からお子さんに改善されてほしいと願っていらっしゃるのですから、そうご質問してしまうのは、当然の事なのだと思います。
しかし、少し厳しい事を言わせて頂きますが、そのような「方法論だけ」を求めていらっしゃっても、「決してお子さんの状況は、改善されて行きません」と私はこれまでの経験から断言する事が出来ます。
カウンセリングをさせて頂く際には、まずお話しを良く聞かせて頂いて、そのお一人お一人の置かれている状況や状態などによって具体的なアドバイスをさせて頂くのですが、その場合にも基本的には「方法」をお伝えするのではなく、お話しをきかせて頂いた状況などから推測された、
お子さんの状況が、より良い方向へと改善されていく為の関わりを、親御さんが“自然とされて行かれる事が出来るように”導かせて頂いています。
具体的には例えば、お子さんが引きこもっていらしゃって
「子供の将来が不安で不安で仕方がない」
とそう思われていらっしゃるようでしたら、例えどのような良い方法や関わりをお伝えし、実践して頂いても、親御さんの中にある「不安」の方が強ければ、そちらの方が前に出てしまい強くお子さんに伝わっていってしまいますので、どのような効果的な関わりをお伝えさせて頂いたとしても効果は現れずらいですし、下手をすれば、心にも無い事をしたり言っている事になってしまって、逆効果になってしまう場合すらもありますので、まずは、“方法論ウンヌン”の前に、親御さん自身が少しでも「大丈夫」というお気持ち持って頂く必要があるんです。
ですからまずこのようなケースの場合は、具体的な関わり方や方法論をお伝えする前に、「大丈夫」という土台の上に立っていって頂けるような、関わりを出来るように心がけさせて頂いています。
しかし、
「お子さんの事を大丈夫と思って下さい」
といきなり単刀直入に言わせて頂いたとしても
「そう思えないから相談してるのに・・・」
「具体的な方法を教えて下さい」
「この人は私の痛みを理解できない」
といったように感じられたり、思われてしまわれたりしてしまう事も多いと思います。
なぜなら、人というのは本質的に“解って貰いたいもの”ですし、解って貰えた、受け容れて貰えた時に癒されていくものだからです。
(ですからカウンセリングでは、大原則として“変えようとするな、解ろうとせよ”と良くいわれています。)
それでは私は、今回上げさせて頂いたような場合において、どのような関わりをさせて頂くようにしているのだと思いますか?
又明日に続かせて頂きます(^^)
コメント
息子が中二の五月にある日突然不登校になり、一年五か月くらい経ちました。たまたまHPを見ていたら、よーえつさんのブログに行きついて、もうずっと読ませていただいています。心が温まるブログですね。息子は、まだ学校には行っていないのですが、今は、家族でも笑って食事や話をするようになりました。主人もとっても変ったんですよ(*^_^*)息子が早く学校に行けましたとコメントができる日が来るのを楽しみにしています。このブログもまだ全部読んでいないので、ゆっくり読ませていただきます。
投稿者: 吉岡 | 2008年10月13日 18:15吉岡様
コメントありがとうございます。
投稿者: よーえつ | 2008年10月15日 16:50当ブログが少しでも、吉岡さんのお役に立つ事が出来ましたら幸いです(^^)
息子さんが笑ってご飯をご一緒に食べられるようになられたのも、きっと吉岡さんご自身や旦那さんが努力されて変わられて行かれたからこそだ思うのですが、そのような、お気持ちになれらるまでの道のりをご察しすると共に、もうここまで来られていらっしゃるのですから、お子さんが、さらに癒されて行かれる事が時間の問題だと私は思いました☆
又、うれしいご報告を頂けましたら幸いです。
今後とも、どうぞよろしくお願いいたします。